気象予報士試験では、「地上低気圧の12時間後から24時間後にかけての移動の距離と速さを求めよ」のような計算問題が頻繁に出題されます。
天気図上に低気圧の場所を転記したり、天気図上の距離をキロメートルや海里に変換するためには定規が欠かせません。
試験会場で使うことを前提に、どのような定規が望ましいのか要件を考えてみました。
使いたい定規の三大要件
①長すぎないこと
文房具店で探してみると、15cm、20cm、30cmのものが主流です。このうち30cmの定規は長すぎて、試験会場の狭い机の上で使うには不便です。
本番で使いやすいのは15cmです。15cm定規は試験で用いるのに十分な長さですし、この大きさであれば問題用紙の上で180度回転させても使い回しに支障はありません。
②0目盛が定規の末端始まりでないこと
製品によって0の目盛が定規の一番端にあるもの(写真上、Aタイプと呼ぶ)と、少しずれて0がつけられているもの(写真下、Bタイプと呼ぶ)があります。
注)写真上の定規も、下半分(背景が青色)は0目盛が末端からずれてつけられています。
0目盛が末端始まりの定規(Aタイプ)では、始点である0の目盛をピンポイントで対象に合わせることが難しいため、結果として読み取りに0.5〜1.0mmの誤差が生じる可能性があります。
移動距離や速さの問題で測定上の1mmのズレは実際の距離では100kmのズレになるので、このような定規は使うことをお勧めしません。
こちらの写真を見てください。Aタイプ(写真左)は0の目盛を緯度線に合わせにくいのが分かるでしょう。一方、Bタイプ(写真右)は0目盛が打たれているので、緯度線に合わせやすくなっています。
もちろんAタイプの定規でも1や2などの目盛を使って合わせることは可能ですが、焦っていると測り間違えの原因になります。
③背景色がなく、透明であること
測定する対象の視認性を高めるためには、定規に色がついていない透明で、問題用紙の天気図が見える状態が好ましいでしょう。
ただし、人によっては定規の背景にゴチャゴチャ映ってしまうと読み取りにくくなるので、色がついていた方が良いという人もいると思われます。したがって、これは必須要件ではありません。
今回使用した定規
▪️Raymayヨクミエルーラー
- Bタイプ(0目盛が末端と一致していない)、半透明の15cm定規
- 価格 253円(税込、2025年12月現在)
- 同社ホームページから購入可能、メール便で配送(+230円)
https://www.raymay-store.jp/products/detail/1011
※Raymayの定規はコンビニでも取り扱いがあるようです
▪️KUTSUWAカラー定規
- 透明(Aタイプ:0目盛が末端と一致)と不透明(Bタイプ)の16cm定規
- 価格 198円(税込、2025年12月現在)
- 同社ホームページから購入可能、スマートレターで配送(+210円)
https://www.kutsuwa-online.com/?pid=152318392
下記商品が使いやすいという情報もいただきました。
▪️VANCO直定規 283-10
- Bタイプ、透明の10cm定規
- 価格 264円(税込、2025年12月現在)
https://vanco.co.jp/catalog/?p=512
最後に
冬季、紙の上で定規をいじっていると、定規が静電気で帯電して用紙に吸い付き、操作しづらくなることがあります。幅の広い製品では特にその傾向があるでしょう。
気になる方には静電気除去シート「放電くんペーパー」というものがあります。私は使ったことがないので、効果は分かりません。
また、定規の裏側に厚みのあるテープを貼って、定規を少し浮かす案もあります。小細工がすぎると本番では注意を受けるおそれがあるので、注意してください。
以上、今回は計算問題で使用する定規の要件をご紹介しました。
定規は高い製品ではないので、いくつか取り寄せて自分に使いやすいものを選ぶことをお勧めします。その感想など聞かせていただけると嬉しいです!
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